忍者ブログ

2026/06/09 (Tue)
「[PR]」
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



2010/05/24 (Mon)
「理想って?」
Comments(0) | TrackBack() | 僕のビタミン
今日は、走りながら、
“理想”について考えていました。

理想は、
とても素晴らしいものに見えます。

何でも100%に完璧にこなせ、
理想に到達できるのであれば、
それに越したことは無いと思います。

ただ僕は、
「理想」には、

時に誰かを抑圧したり、
あるいは自分自身を抑圧する側面があることを
知らなければならないと思いました。

歴史を振り返っても、
そうです。

共産主義や全体主義は、
ある意味、理想を追い求めていました。

しかし、
その結果は、
相反するものでした。

フランス革命だってそうです。

確かに人類にとって
歴史的意義のある出来事です。

しかし、一方で、
その後に起きた事柄を振り返り、
その革命の意義自体を否定する論もあることも事実です。

国家や組織レベルだけではなく、
私たち自身個人レベルでも同じことがいえるかもしれません。

時に、理想を追い求めすぎ
本当の自分を抑圧しきってしまうこともしばしばです。

だとすると、
究極の理想なんて存在しないのでしょうか?

もし、そんな理想があったとすれば、
それは宗教なのでしょうか?

とはいえ、
理想を完全に排除し、

相対主義的に個人個人が思うままに、
自由にいき過ぎるようになりすぎてもまた危険です。

理想と相対主義のせめぎ合い...
難しいです。。。

走りながら、
理想を追い求める自分や、

完璧を目指そうとして、
いつも頑張るも、

苦しんでいる人や自分自身を見つめて、
そんなことを考えていました。

そんなとき、
高校時代に出会ったある言葉を
ふと思い出しました。

教育学者、
思想家としても有名で、

国語の問題でも
おなじみの

心理学者の
河合隼雄さんは、

そんな「理想」を
「灯台」になぞらえて
簡潔にこうおっしゃっていました。

「灯台に近づきすぎると難破する」

僕はこの表現が、
上手く「理想」のあり方を表現しているなぁと思います。

「理想」は決して、
目指すべき「ゴール」ではないのです。

むしろ、理想は「灯台」ようなもので、
あなたが向かおうとする航路を照らし、
指し示すものなのでしょう。

そして、理想というものは、
時とともに変化し流動的なものです。

それは、
船が一つの灯台だけ見るのではなく、
いくつもの灯台を同時に見たり、

一つの灯台が見えなくなったら、
その次見えてくる灯台を見たりするのに似ています。

ただし、船は灯台(=理想)に
決して接近しようとはしません。

なぜなら、
船が難破するからです。

そうであるなら、
「灯台」は、近づことすればするほど、
自分自身や誰かを抑圧してしまうような「理想」に少し似ています。

きっと理想は、
ゴールではなく灯台のようなものなんでしょうね。

【本の紹介】



『こころの処方箋』新潮文庫

河合隼雄さんの本は、
高校時代によく読みました。

それが、
当時、僕がカウンセラーになろうと思った
一因になったのかもしれません。

ちょっと見つめる視点を変えたいな、
って思ってる人にお勧めの本です。
PR


トラックバック

トラックバックURL:

コメントを投稿する






<< 天使が舞い降りた!?  |  ホーム  |  研修 (1日目) >>